下面発酵のタイプ PILSNER/PILS(ピルスナー)
チェコスロバキアのピルゼンで生まれた黄金色に輝く淡色ビール。
非常にスッキリしたキレ味良いビールで、当時のヨーロッパで高い評価を得た。
本来はスーパープレミアムのビールだけに与えられる名前だった。
典型的なピルスナーはホップの香りとドライな後味が特徴である。
WIENER(ウィーナー)
オーストリア・ウィーンで造られた中濃色のビール。ミュンヒナーより色、香りが薄く、今日では稀になっている。
MARZEN(メルツェン)
メルツェンはドイツ語で3月を指す。ウィーナーの流れを汲む、バイエルン地方に根付いた中濃色のビール。
ホップの強い芳醇な味わい。その昔、最後の仕込みになる3月に造られたため、この名がついた。
MUNCHNER(ミュンヒナー)
19世紀後半にミュンヘンで発展した濃色ビール。濃色麦芽やカラメル麦芽を加え、麦芽の香味の濃い非常にコクがある。
日本の黒ビールもこのタイプに属する。
BOCK(ボック)
北ドイツ・アインベックが発祥の地で、ボックの語源もここからきている。
ドイツのバイエルン地方で発展。大麦より醸造される。
通常は秋〜春の間に飲まれ、中でも4月下旬〜5月上旬に造られたボックをメイボックと呼び、最高級品といわれる。
|