飲み残したまま、うっかり忘れてしまったお酒。風味が落ちて、
そのまま飲むには向かなくなってるとはいえ、捨てるわけにはあまりにもしのびない。このようなお酒にもうひと働きしてもらう方法をご紹介しよう。
ワインならそのまま料理酒として使うのは最もポピュラーな方法。
魚料理なら、下ごしらえのときに振りかければ、生臭さを消すことができるし、また肉を柔らかく煮込むにも最適だ。
ハンバーグソースやパスタソースの味つけにも使えるクッキングワインが切れていても、
あわてずに飲み残したワインがないか調べてみましょう。
固くなってしまったチーズには、白ワインかウイスキー、ブランデーのいずれかを振りかけて2〜3日ラップなどで密閉しておいてみよう。
するとチーズが柔らかくなるだけでなく香りもとても良くなる。
気が抜けてしまったビールの利用法もある。
こちらもシチューやカレーなど、煮込み料理をはじめ、ホームメイドのパンの仕込みなど、隠し味にぴったりだ。
ビールをぬか床に入れるのもおすすめ。漬物の味がいっそう美味しくなる。また、ビールの一夜漬けもイケる。
作り方は、大根やキュウリ、ニンジンなど一口大に切って軽く塩を降り、重石をしておく。
しばらくして上がってきた水を捨て、ビールを加えて冷蔵庫へ。これで一夜漬けが完成。
残ったビールは、食用以外にも使える。
喉が痛い時にはうがい薬として効果がある。
ビールのシャンプーは意外や、髪がしっとり柔らかに。
(注:あとはしっかりゆすいでください。合わない場合はやめてください)
また植木にやっても立派な肥料になる。
観葉植物の葉も、ビールをしみ込ませた布で拭くとキレイになるだけでなく、色鮮やかに。
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